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2011-12-29

日本人は悲観論が好き

日本人はなぜ悲観論が好きか

日本人はなぜ悲観論が好きか?これは、実は日本人が楽観的だからじゃないかなと思います。実は僕は悲観論者から楽観論者に転換した経緯があるので、このエントリーではその経緯を紹介しながら、日本人の悲観論好きに対する原因を考察します。

3年ほど前にフランスに短期滞在した際、友人の中国人に日本人は悲観的だと言われたことがあります。90年にバブルがはじけて日本経済がガタガタになってから、15年間不景気で日本経済は前進してないような話をしていた時でした。当時の僕は確かに悲観論者だったようです。今となってはあまり思い出せないのですが、日本経済は今後衰退の一途を辿って、成長著しいアジアの追い上げをかわすこともできずに、日本の企業がどんどん消えていくようなイメージをしていた気がします。

日本に対する悲観論と言うのは、結構歴史があって様々な分野であります。「民主主義も資本主義も西洋から導入した(自分で発明してない)」、「日本の経済発展はアメリカのおかげ」、「日本はトランジスタとCDで成功したけど、発明したのは外国(改良しかできない)」という、もう一度やり直せないため反論のしようがない悲観論もあります。その他、「西洋の工業の蓄積は圧倒的で、その他は追いつけない(日本製品は安かろう悪かろうから抜けられない)」、「日本人ができるのはコピーだけ(日本人は独創性は無い)」、「ハードウェアは得意だけど、ソフトウェアには弱い」みたいな、日本人の手で覆された悲観論もいろいろありました。

日本人に独創性が無いというのは、フランスでは全く逆に捕えられています。「日本人はなんで、あんなに大量の新しいマンガ、アニメ、ゲームを作れるのか?日本人の創造力、想像力(妄想力)はすごい。ウォークマンとか新しいコンセプトのスタイリッシュな製品も打ち出すし。」という感じに。「ハードウェアは得意だけど、ソフトウェアには弱い」というのもよく言われますが、実は世界で一番普及しているオペレーティングシステムは実はTRONで日本製です。その他、ソフトウェアであるゲーム開発におけるクリエイティビティはむしろ世界で最高水準です。

日本人の悲観論に対する考察として最近思うことは、日本人が本質的に楽観主義者だから、悲観論を必要とするというモノです。つまり、自分に対する批判を聞くことで自分が直すべきポイントが明確になるため、それを直せば明日はもっと良くなると信じる楽観主義です。人々が批判を欲しがるために、メディアがそれを供給するという状態になってると思います。

実はこの着想を得たのは、任天堂が次々と面白いゲームを発売するのを見てた時です。ご存知の通り、ゲームは家庭では決して推奨されません。むしろ、常に親の批判を浴び続けています。任天堂は批判されるたびにそれからアイデアを得て、新しいゲームを生み出しているのではなかろうかと。下に例を挙げます。

ゲームをすると一人で遊ぶようになる ポケンモン発売(みんなでできる)
ゲームすると頭が悪くなる 脳力トレーニング発売(頭が良くなる)
ゲームコントローラーが難しい Wiiスティック開発(超簡単)
ゲームをすると不健康 Wiiフィット(雨の日でも運動できて、健康になる)


ゲームの批判から数多くの成功を生み出したゲーム開発陣は、今度は批判をもっと求めるようになっているんじゃないかと思います。同じように日本人もより良い明日を作るために、今日の悪いところを知りたいということでしょう。これは、今日努力すれば、明日はきっと良くなるという楽観論で、日本人の基本的思考だと思います。

http://mesetudesenfrance.blogspot.com/2008/04/blog-post_12.html

世界にいい影響を与える国:ニッポン

中国人の友達と日本と中国の歴史について議論したことがあります。太平洋戦争、日中戦争、靖国問題、原爆被害、神風特攻隊、中国人100人切り、教科書問題、日本の謝罪と戦後賠償、極東裁判、従軍慰安婦問題、尖閣諸島問題などなど、何でも率直に意見交換しました。意見が一致しなくて二人して泣きそうになりながらも、語り合えたことは本当に貴重な体験でした。全ての意見が一致とはいきませんが、彼とは3年経った今でも親友で、この体験が二人の間の友情の基礎になっていることで彼とも合意しています。

そのときの議論の初期に、彼が言っていたことで「日本はアジアとの関係に配慮すべき」、「アジアの人々の感情を考えるべき」というものがありました。いかにも日本はアジアで嫌われ者だと考えていそうな感じでした。僕は、この場合の”アジア”というのが中国と韓国の二国を指すということと、日本のアジアにおける評判は悪くないと聞いたことがあったので、資料を探してみました。それがこのエントリーで紹介するBBCの調査です。

日本人は知らなくて驚くかも知れませんが、世界に肯定的な影響を与えている国の1位は3年連続で日本なのです。そして、その結果を知らないためか、日本人は世界で最も謙虚だと評価されています。BBCは英国放送協会とも訳され、もちろん日本の組織でありませんし、日本の資金が調査に寄与している訳でもありません。調査の日本に対する中立性は保証されていると考えられます。

この資料を元に、僕は友達に中国で報道されている日本とアジアの関係がいかに偏ったものであるのが説明したところ、彼は納得してくれました。フランスに来ている中国人は自国のメディアの政府による統制について認知していることが多いです。日本に対する同じような誤解を持っている人と議論することになったら、ぜひ紹介した方がいい資料だと思います。最後に、2005-2008年の分で日本が関係するところだけ翻訳してみました。



Global Views of USA Improve (2008.04.01)
アメリカに対する世界の評価が改善

...(略)...
去年と同じように日本は最も肯定的な評価の国である。しかし、今回から参加のドイツが僅差の2位と迫っている。EUは3位だった。
...(略)...
日本は最も肯定的な評価を持つ国の一つである。平均して56%が主に肯定的と答え、統計的に去年と変わらず21%が主に否定的と答えた。2つの国、中国と韓国、は主に日本に対して否定的な見方をしている。
...(略)...
自国に対して、自国の世界に対する影響力を尋ねると、日本国民は世界で最も謙虚である。 彼らのうちたった36%が日本が世界に対して肯定的な影響を与えていると回答した。アメリカ国民が次に謙虚で、かれらはたった56%がアメリカが世界に肯定的 な影響を与えていると回答した。反対に、91%の中国人と、87%のロシア人が自国が世界に対して肯定的な影響を与えていると回答した。

Israel and Iran Share Most Negative Ratings in Global Poll (2007.03.05)
イスラエルとイランが世界で最も否定的評価を分けあう

BBC World Serviceは27ヶ国が、北朝鮮とアメリカと同様に、イスラエルとイランは世界に対して否定的な影響を与えていると考えていることを突き止めた。
12ヶ国(イギリス、カナダ、中国、フランス、インド、イラン、イスラエル、ニホン、北朝鮮、ロシア、アメリカ、ベネズエラと、EU)に対して肯定的か否定的どちらの影響を持つか尋ねた。カナダ、日本、EUとフランスは最も肯定的だと判断された
...(略)...
PIPAのステヴァン・クルによると、「世界に人は軍事力の使用や追求をしている国々を否定的に見る傾向があることが分かった」という。これは最近武力を使用したイスラエルとアメリカ、さらに核兵器を開発しようとしていると見られている北朝鮮とイランをさす。主にソフトパワーを通じて世界と関わる国、日本、フランスとEU一般は肯定的に見られる傾向があると、彼は言う。...(略)...

Global Poll Finds Iran Viewed Negatively (2006.02.03)
イランは否定的評価


BBC World Serviceは33ヶ国の様々な国がイランが世界に否定的な影響を与えていると見られていることを明らかにした。アメリカもロシアと同様に低い得点を記 録したが、イランの概観はアメリカより悪い。中国、フランス、ロシアの概観は2004年の同様の調査から急落した。日本は最も世界でも最も肯定的な影響力を持っていると見られていて、全ヨーロッパもまた最も肯定的な評価を得た。

http://mesetudesenfrance.blogspot.com/2008/04/blog-post_2457.html

「世界にいい影響を与える国:ニッポン」を考える

世界に肯定的な影響を与えている国の1位は3年連続で日本だと紹介しました。日本を悲観的に見ることが身に染み付いている人は、こんな最高の結果でも悲観的に見ることができるかも知れません。曰く、「日本は世界に影響を与える力が弱いから否定的な影響も与えてないだけ」、「世界の人が日本についての知識がなくてイメージで回答しているだけ」とか「近隣諸国との対話はうまく行ってない」などです。

日本人はなぜ悲観論が好きか 」で述べた通り、日本人の批判を求める心意気なのでしょう。昨今メディアに溢れる悲観論に染まり、気分を重くする日本人が多いのは少し気の毒ですが、この結果を少し喜んでから、批判について熟慮してもいいんじゃないでしょうか?このエントリーでは、日本が肯定的なイメージを持たれている理由について考えます。

おそらく日本が、いつも良いイメージで世界1位である理由は、一つではなく、日本人の行動、世界でも身近な日本文化などが複合的に結びついているものです。まず、日本人のいいところとしては、思いやりがあって謙虚、マジメで勤勉という性格があります。日本が世界に対して掲げている理念は、民主主義、平和主義などで肯定的なイメージは強いでしょう。また、世界で広く親しまれている日本発の娯楽としては、マンガ、アニメ、ゲームなどがあります。ピカチュー、ドラえもん、キティちゃんといったかわいいキャラクターや、キャプテン翼や聖戦士星矢のようなカッコいいキャラクターも日本のイメージを高めている可能性があります。さらに、日本発のカラオケは世界の娯楽となりました。その他、トヨタ、ソニー、キャノンに代表される世界最高峰の科学技術、省エネ技術、環境技術を持つ国として認知されてます。

文化に目を転じると武士道、空手、歌舞伎、相撲、柔道といった伝統や、浮世絵、書道、華道、茶道といった芸術も世界で人気があります。日本固有の歴史としては、2000年前から変わらず天皇を国の頂点に据えていることや、サムライ、ニンジャというユニークな職業もよく知られています。ゲームをする人なら分かると思いますが、これらの職業はかなり強いイメージのある職業です。今や世界に普及した和食(スシ、テンプラ、ラーメンなど)は、多彩で、ヘルシー、見た目が美しくてきれいという評価が定着してきました(高額というイメージも定着してますが)。飲み物は、日本酒、お茶と人気が高まって来てます。

日本の代表的な景観、フジヤマ、桜、紅葉は外国人が見ても美しい四季を写すものとして、理解されます。また、着物、下駄、浴衣、和服といった日本独特の衣装もファンが多いポイントで、寺院、神社、城郭などの建築も世界のどことも似ていない独特なものです。映画の世界では世界のクロサワ、オズ、キタノやミヤザキがいます。日本の行事である花見、お祭り、お参りはちょっとした知日派は興味を抱いています。また、東京はJ-Pop、裏原宿系、ゴスロリといった最新流行の発信地で、カワイイや、モッタイナイは、今や世界語になろうとしています。

世界にいい影響を与える国:ニッポン」は、こうした日本のイメージが長い時間積み重なって到達した結果だと言えます。世界には、ヨーロッパ/アメリカ/アフリカ/アジアや、キリスト教/イスラム教/ヒンドゥー教/仏教といったカテゴリがある中で、どのグループにも深くは属していないユニークな日本がこれほどの支持を得ることは、不思議なことです。日本人の価値観や日本文化は、国境を越える普遍性があるとある程度考えることができるかも知れません。

  • 性格:思いやり、寡黙で謙虚、マジメで勤勉、
  • 理念:民主主義、平和主義
  • 娯楽:サブカルチャー(マンガ、ゲーム、アニメ、カラオケ)
  • 科学:世界最高峰の技術力、省エネ、環境技術
  • 伝統:世界でユニーク(武士道、空手、歌舞伎、相撲、柔道、剣道、合気道)
  • 美術:浮世絵、書道、華道、茶道
  • 歴史:天皇、サムライ、ニンジャ、
  • 料理:多様、素材の味を活かす、ヘルシー、きれい、おいしい、(寿司、天ぷら、刺身、納豆、醤油)
  • 飲料:日本酒、お茶
  • 景観:フジヤマ、桜、紅葉、
  • 衣装:着物、下駄、浴衣、手ぬぐい、和服
  • 建築:寺院、神社、城郭、木造建築
  • 映画;クロサワ、オズ、キタノ、ミヤザキ
  • 行事:花見、お祭り、お参り
  • 流行:J-Pop、原宿、ロリ、
  • 世界語:かわいい、もったいない

http://mesetudesenfrance.blogspot.com/2008/04/blog-post_25.html

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