アメリカのアーティストが200万羽もの折鶴を使って「折鶴」のモザイクアートを完成させた。この鶴は非営利団体が提供したもので、1羽につき2ドルずつが寄付されるというもの。

この団体は当初、10万羽(寄付金20万ドル分)を想定して支援の呼びかけをしていたのだが、最終的にその予想を上回る200万羽の折鶴が寄せられ、アーティストはその折鶴を使ってモザイクアートを完成させたのである。


この作品を完成させたのは、アーティストにヴィック・ムニーズ氏。彼は世界的に知られるモザイクアーティストで、これまでに出身国ブラジルのサッカー選手の肖像画などを手がけている。最近、日本(東京)でも彼の作品が展覧会に出品され話題を呼んだ。

その彼のもとに「ベゾス・ファミリー・ファンデーション」という非営利団体から、大量の折鶴がトラックに乗ってやってきた。その数200万羽。これは同団体が、日本の震災支援のために呼びかけて作られたもので、1羽につき2ドルが寄付される。当初は最高20万ドルの支援を予定し、上限10万羽で支援を呼びかけていたのだが、最終的にその20倍にも及ぶ200万羽が集まったのである。

折り紙が手に入りにくいアメリカでは、人々は思い思いの紙を使って折鶴を折ったようだ。キャンディーの包み紙やティッシュペーパー、レストランのメニューなど、なかなか折鶴を折るには難しい紙ばかり。なかには、数学の答案用紙やラブレターを使ったものもあったようだ。

しかしトラックでなければ運べないほどの量が届き、最終的にヴィック氏によって、さらなる作品へと仕上げられたのである。彼はこれらの思いのこもった鶴を使い、さらに大きな鶴のモザイクアートを完成させたのである。思いのほか多くの鶴を前にして彼は「この支援の提案はうまくいった。なぜなら誰もが(日本を)助けたいと思っているからだ」と、人々の善意に感動しているようだ。

ちなみに寄付金は、当初予定された最高金額の倍の40万ドルが寄付されるとのことだ。一羽でも多くと願ってくれたアメリカ国民の気持ちに、心から感謝したい。

参照元:COLOSSAL ,THE NEWYORK TIMES (英語)